大学生になると自由な時間が増えて、お金もあるので旅行にいくという人もいるのではないでしょうか。
旅行先についてどこにいくのが良いのか?
ということは非常に迷うのではないでしょうか。
今回は、大学生のオススメ旅行先について記事にしていきたいと思います。 私自身、大学生になってから、アメリカ、ヨーロッパ、東南アジア、台湾とわまざまな国に旅行に行ってきましたが、
私の考えでは、
大学生の旅行であればアジア地域が圧倒的にオススメです。
今回はその理由について順を追って説明していきたいと思います。
大学生の旅行と大人の旅行は性質が違う
まず、大切なことは大学生の旅行と大人の旅行は性質が違うということを理解することです。 一生涯のうちそれぞれの性質を理解した上で、その時にあった旅行の計画を立てていく必要があると考えています。
お金 | 時間 | 体力 | 目的 | |
大学生 | × | ◎ | ◎ | 様々 |
社会人 | × | × | △ | 家族旅行 |
引退後 | ◯ | ◎ | × | ゆったり |
大学生、社会人、引退後というフェーズに分けてお金、時間、体力、目的という項目でまとめた場合には以上の表のようになります。
1)大学生
大学生はお金がないですが、強みとして時間と体力があります。そのため、大学生の旅では安い宿に泊まったり、乗り継ぎの多い格安航空券を取ったり、旅行先の移動手段としてバスを使ったりすることが出来ます。したがって、大学生にオススメの旅行スタイルは、大学の長期休みを使って1ヶ月など長めの旅に出ることです。このような旅のスタイルは、社会人では時間面から、引退後は体力面からすることが出来ません。
オススメ例)一ヶ月間東南アジア一人旅、インドバックパック旅行、バイクで日本一周、日本ヒッチハイク旅行
2)社会人
社会人の特徴はなんと言っても企業に勤めているために時間がありません。GW、お盆、年末年始など多めに見積もっても5〜6日程度の連続した休みを取ることが限界なのではないでしょうか?また、目的も家族旅行が多くなるということになれば人数が多いので費用がかさむことになります。このような社会人には時間とお金がかからない国内旅行や近めの海外がオススメです。時間とお金がかかってしまうようなヨーロッパ旅行などはやはりオススメ出来ません。
オススメ例)お盆に沖縄旅行、年末年始に北海道旅行、年末年始にハワイ旅行
3)引退後
引退後の特徴は、なんと言っても労働から解放されて時間があります。さらに、働いて稼いだ貯金や退職金などがあることに加え、子供が家から独立することになるのでお金も比較的持っていることになると思います。このような引退後にオススメの旅行はリゾート地を巡ることやクルーズ船の旅に参加することです。
オススメ例)夫婦2人で世界一周クルーズ乗船、大きくなった息子達と久しぶりにハワイ旅行
このように見ると、お金や時間が限られている中で大学生の今旅行先として選ぶべきものがわかりやすくなるのではないでしょうか。
アジア地域が旅行先としてオススメな理由
以上のような性質を踏まえた上で、私がアジア地域をオススメする理由は以下の3点が挙げられます
1)航空券と物価が安いために旅費が安く済む
2)発展途上国が多く、学ぶことが多い
1)航空券と物価が安いために旅費が安く済む
これは、想像しやすいと思いますし、誰もが感じるメリットだと思います。 大学生というのは授業の合間をぬってバイトをする程度なので基本的にお金がありません。
皆さんは大学生の旅行において何が一番費用として高くなると考えていますか?
おそらく、海外旅行において一番費用としてかかるのは航空券代かと思います。 そのため、旅行先において航空券がいくらになるのかでその旅の全体の予算が変わってきます。 そのように考えた際に、アジア地域は飛行機代が本当に安いので全体の旅費をかなり安く済ませることが出来ます。 実際、アジア地域では旅行会社が出している格安ツアーやSkyscannerの最安値検索を使うと非常に安く行くことが出来ます。 実際に、私は台湾に行った際にはHISの格安ツアーを使いましたが、航空券とホテル代を含むツアーが38000円であったために3泊4日のトータルで6万円で旅行に行くことが出来ました。
しかしながら、ヨーロッパや北米に行こうとするとかなりお金がかかります。ヨーロッパや北米は航空券が高いことに加えて、物価も高くなりその分旅費が高くなります。私もアメリカに10日間行った際には35万円、ヨーロッパに行った際には40万円ほどかかってしまい、バイトで貯めたお金が一気になくなってしまいました。 このような理由から、なんと言っても価格の面でアジアがオススメです。
2)発展途上国が多く、学ぶことが多い
アジアでは、中国、韓国、シンガポールを抜くと他の国はまだまだ発展途上国と呼ばれる国になっています。私は、東南アジアに1人旅に行きましたが、発展途上国で学ぶことはたくさんありました。現地では、トイレットペーパーはトイレには流せない、シャワーは水、夜は1人で外を出歩いてはいけないなど日本ではありえないことがたくさん起きました。その中でツライ想いをすると共に改めて日本を客観的にみることが出来たので、非常に勉強になりました。
また、発展途上国での経験は就活でも有利になることがあります。
それは、先日ある企業のインターンシップに参加した際に感じました。現在、グローバル化が進行していることに加え、日本の人口は将来的に減少すると言われているので多くの日本企業は海外進出をしようとしています。そして、その進出先については中国や東南アジアが中心となってきます。先日、私が参加したインターンはコンサルティング企業だったので、既存企業の成長戦略として海外進出を提案することになったのですが、実際にそこに行ったことがある私は現地の状況をイメージしやすいために他の人より具体的な提案をすることが出来ました。海外進出の難しいところは、現地では言語も宗教もインフラも何もかもが違うということです。そこについて、理解のないままに海外進出をしろというのは的外れな提案に繋がりかねないのですが、私は自分の体験をもとに建設的な提案をすることが出来たのでした。
就活をするために、旅行をするわけではないですが、そのような思わぬメリットもあるのがアジアへの旅行なのです。
私が行ったアジアの国の特徴
それでは、私が実際に行ったことがある5ケ国についてそれぞれの国の特徴について書いてみたいと思います。
1)台湾🇹🇼
2)フィリピン🇵🇭
3)カンボジア🇰🇭
4)タイ🇹🇭
5)ベトナム🇻🇳
治安 | 値段 | 言語 | ご飯 | 観光地 | オススメ度 | |
台湾 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ☆☆☆☆ |
タイ | ◯ | ◯ | △ | ◯ | ◎ | ☆☆☆ |
フィリピン | △ | ◯ | ◯ | △ | ◯ | ☆☆ |
ベトナム |
△ | ◯ | △ | △ | △ | ☆ |
カンボジア | × | ◯ | △ | △ | △ | ☆ |
1)台湾🇹🇼
全ての人にオススメの圧倒的No. 1!
上の表にもある通り、台湾は
⑴ご飯が美味しい
⑵治安がいい
⑶安い
⑷親日で親切な人が多い、日本語通じる
⑸日本人好みの観光地が多い
特に、衝撃を受けるのが⑷の日本語が結構通じるということです。ホテルでも、お土産屋においても私はほとんど英語を使用することがありませんでした。英語があまり得意ではないという人に本当にオススメです。
また、⑸の観光地においても「千と千尋の神隠し」の湯屋のモチーフにもなったとされる九份など観ていて飽きないような観光地が非常に多いです。
台湾は旅行先として家族と恋人と友達と全てにおいてオススメです。
2)タイ🇹🇭
タイは東南アジアにある国で日本(東京)からタイの首都バンコクまでは飛行機の直行便で6時間くらいです。
タイのオススメポイントはなんと言っても、観光地です。タイでは、仏教国であるためにバンコクに寺があるのですが、アクセスがよく、外観も本当に素晴らしいです。また、水上マーケットやタイから少し離れたアユタヤという地域に行くと象乗り体験が出来るなどタイならではの体験がたくさん出来ます。
さらに、タイ料理は日本でも食べられるくらい有名で日本人も食べやすいものが多いです。私もタイに行った時はトムヤムクンやガパオライスなど日本でも知っている料理が多かったので安心して美味しい料理を食べることが出来ました。
まとめると、タイは短い期間で友達との旅行にオススメです。
3)フィリピン🇵🇭
私は、フィリピンのセブ島に語学留学として行ったのですがフィリピンはまずは語学留学先として非常に有名です。その理由は、フィリピンでは現地の言葉に加えて英語が公用語になっており広く話されているためです。そのため、他の東南アジアに比べて英語がフィリピン人に通じやすいので旅行がしやすいです。
また、なんと言ってもフィリピンは南国で特にセブ島の場合はビーチが有名です。セブ島では、オスロブでジンベイザメと一緒に泳ぐ体験や滝に飛び込むアクティビティなどが有名で元気がある大学生にとっては楽しい体験が出来る場所なので大学生のうちに行くのはオススメです。
一方で、一部田舎の地域では衛生面が気になることやぼったくりやスリなどの軽犯罪にあうことはあります。私もフィリピンに留学した際には、トイレットペーパーをトイレに流せない状況に困惑したり、クレジットカードの入った財布をスリにとられたりもしました。
しかし、3泊4日などの短期間の旅行や英語留学にオススメです。
4)ベトナム🇻🇳
私は、ベトナムのホーチミン市に行きました。そんなに長くは滞在できなかったのですが、ベトナム料理はやはり「フォー」や「バインミー」が有名でそれを食べました。しかし、個人的には、ベトナム料理がタイ料理などと比べて特別うまいとは感じませんでした。
ベトナムでは、旅行先としては世界遺産に登録されているホイアンの古い街並みやハロン湾などに行くほうが良さそうです。
また、旅行先ではないですが、ベトナムは現在急激に経済発展していることもあり、海外インターン先として人気になっていると感じています。特に、大学生の中で一番有名なのが、「海外武者修行プログラム」です。私は、まだ参加したことはないですが友達の話を聞く限り大学生活で何か真剣になれるものを見つけたい人にとってオススメです。
まとめると、ベトナムは世界遺産巡りと海外インターン先としてオススメです。
5)カンボジア🇰🇭
私は、カンボジアのシェムリアップと首都プノンペンそして田舎の街でボランティアの体験をしたことがあります。上記の表のオススメ度はかなり低くなってしまいましたが、カンボジアに行く理由は主に2つだと思います。
⑴アンコールワットの観光
⑵ボランティアの参加
これ以外の目的でカンボジアに行くことはあまりないのではないでしょうか。やはり、タイやセブ島に比べてまだ治安もよくないですし、プノンペンではパッとするような観光地がありません。
とは言え、観光地という観点ではシェムリアップにあるアンコールワットはやはり素晴らしいです。超巨大な遺跡には仏教の影響とヒンドゥー教の影響を見て感じることができ、遺跡の大きさと細かな模様に圧倒されます。アンコールワットは一生のうちに一回は絶対に観ておきたい遺跡のうちの一つなので大学生のうちに行ってみてもいいかもしれません。
2つ目の目的は、ボランティアとしての参加です。これはカンボジアは発展途上国であることの裏返しになりますが、その分ボランティアの需要があります。アジアの地域の中でも特にカンボジアはボランティアの募集が多く、学校でのボランティアから地雷の撤去まで様々な種類の種類のボランティアがあります。旅行先というわけではないですが、大学生のうちに一回は海外ボランティアをして、価値観を広げてみても良いのではないでしょうか。
まとめると、カンボジアはアンコールワット旅行と海外ボランティア先としてオススメです。
いかがだったでしょうか?
と大学生の期間は限られていることはもちろんのこと、大学生にはお金の制約もあります。
その中で、一生の中で大学生にしかできない旅があるということを認識して大学生ならではの貴重な経験をして欲しいと感じました。
今回の記事をきっかけに、旅行先についてちょっとでも考え直してくれると嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。